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プランナーのきまぐれ街並み探訪! VOL.1 飛騨高山・白川郷編(後篇)

大貫雄三 27年4月
わたしたちイゲタヤE&Rは、「お客様の夢をカタチに…」を合言葉に、ここ日野市南平から日野市・八王子市を中心に近隣にお住まいの皆さまへ日々エクステリアのご提案をしております。
こんにちは、イゲタヤE&Rプランナーの大貫雄三です。
まだまだ慣れないながらも、これからこのBlogを読んで下さったエクステリアに興味がある皆さまへ少しでも役に立つ情報を書いていきたいと思います。
今日は昨日書いた続きで、飛騨高山の次に訪れた「白川郷」の事を書いて見ようと思います。

村営の駐車場。場内にも白川郷の代名詞とも言える「合掌造り」の建物がづらり。
村営の駐車場。場内にも白川郷の代名詞とも言える「合掌造り」の建物がづらり。 駐車場から集落へは、この吊り橋を渡って行きます。 吊り橋を渡ると、そこは合掌造りの建物が並ぶ有名な光景が。
飛騨高山から、更に北西の山の中「白川郷」へ。
今までですと、山道をひたすら走って行く所で、とてもお気楽に行ける所ではなかったようですが、
最近では高速道路網が発達し、愛知から富山を縦断する「東海北陸自動車道」のお陰で非常に行き易くなりました。
(補足ですが、松本から飛騨へ向かう際に通った「安房トンネル」も長野道と東海北陸道を結ぶ高速のごく一部との事です。いつ繋がるかは分かりませんが・・・)
という事で、飛騨高山より東海北陸道 飛騨清見インターを経て白川郷インターへ。インターからは2・3分で白川郷集落と非常にアクセスが良かったでした。(飛騨高山より約1時間弱でした。)
白川郷に着きますと、集落内は建物保護の関係で通行規制をしており、直ぐ近くの村営駐車場を案内されました。
駐車場に入ると早速場内に合掌造りの建物がお出迎えし、気分が盛り上がって来ます。
建物は、お土産屋・観光案内所・路線バス乗り場・公衆トイレ等の施設となっているのですが、非常に手の込んだ作りでとてもお金が掛かっているなあと感じさせられます。
そこから吊り橋にて川を渡り、その先にはいよいよ有名な合掌造りの集落にたどり着きます。


白川郷集落のメインストリート。電線は地下埋設となり、非常に景観に気を遣っています。
白川郷集落のメインストリート。電線は地下埋設となり、非常に景観に気を遣っています。 集落の至る所にこう言った用水路が流れています。周りには水田や池があり、用水路の中には鯉が泳いでいました。 高台にある展望台からの全景。今年は暖冬の影響で、雪が非常に少ないです。。 合掌造りの建物。もちろん、実際に人も住んでいます。(しかも電気・ガスはもちろんWifiも完備!!)
集落内に入ると、まさに期待通りの合掌造りの建物がズラリ!
また、入って気付かされるのは、電気はしっかり集落内に通っているのですが、なんと電線が地下埋設されているのです。
メインストリートでお目に掛かる木製電柱と裸電球風の街灯は、景観を損なわない様に配置されたもの。
また、木造建築を火災から守るため至る所に設置されている「消火銃」も、昔の防火桶を模ったケースに入っており、至る所で機能を保持しながら景観を維持させる工夫が見受けられました。
「世界遺産」への登録のためにあらゆる所へ配慮し、またそれに対しての予算が出たからこその賜物なのでしょうか。
(つい職業柄、様々な事を考えてしまいます(笑))
集落内には随所に用水路が流れており、水田や池にそそいでいます。
水はとても澄んでいて、中で鯉が結構泳いでいるのに微笑ましくなりました。
更に足を運んで高台の展望台から全景を眺めると、まさに日本の原風景といった光景が広がり、また合掌造りのが立ち並ぶ風景は白川郷ならではなのでしょうね。
気になるのは、暖冬による異常気象で、この時期なら良く見受けられる雪景色がほぼ皆無である事です。
それを期待して来られた方からしたら、この光景は総すかんなのでしょうね。
至る所でしっかりと雪対策されているのに、何か物寂しさも感じてしまいました。。


合掌造りの家屋は実際に見学できる所もあります。写真はその一軒である「和田家」
合掌造りの家屋は実際に見学できる所もあります。写真はその一軒である「和田家」 和田家の北側。とても立派な建物です。 一階の客間。欄間といい床の間といいとても立派です。なんだか、田舎のお爺さんの家に上がり込んだみたいです(笑) 建物は一階・中二階・二階・屋根裏の4層となっております。写真は中二階で、御ひつや食器等が収納されていました。 二階の様子。ここには農機具等が置いてあり、一階とは木の桟を通して吹き抜けになっています。上は見事な萱葺き屋根!
さて、実際に合掌造りの建物も見学して見ました。
公開している建物も何件かあり、その内の一軒である「和田家」というお宅へ伺って見ました。
一階は外観からは想像できないくらい重厚な造りで、客間等は非常に立派です。
漆の食器等も色々展示されていたので、きっとこの集落の名主さんなのかもしれませんね。
(ちなみに公開されている部屋の隣では、今も住居として使っているとの事です。)
建物は一階・中二階・二階・屋根裏の4層構造となっており、二階等は木の桟を介して一階と吹き抜けになっています。
これには理由があり、一階のいろり等で火を起こした際の煙を上層階に届かせ燻す事で、萱葺き屋根の防虫効果を高める工夫との事です。
また、屋根の勾配を急にする事で、豪雪地帯の大量の雪が屋根に吹きたまって潰れない様にとの工夫もされています。
正に、豪雪地帯で住む人々の古の知恵が住宅に表れているのですね。


私の愛車と合掌造りとの2ショット。ちなみにこの車、この日が最後のドライブでした。
こうして地方に赴きますと、その地方独特の気候風土が建物や街の景観を形成し、文化等もその地域の特色を作っているのだという事を考えさせられます。
最近の世の中は「グローバルスタンダード」という名のもとに、東京など都市部の考えを中心にあらゆる事が標準化してきている様に思います。
もちろんそれは、ある意味では大切な事だと思いますがその半面、行き過ぎた標準化はその地方の特色・文化も薄れさせてしまい、結果どこへ行ってもどことなく味気ないものへと変わってしまう恐れを感じさせられます。
私はエクステリア人としての見方からそう感じますが、お読みになられた方にはどう感じられたでしょう?
少なからずとも我々も自分の仕事を通して、もっとそのような特色を活かしたデザインを大切にしていきたいものです。
世界の人たちに誇れる「日本」というものを造るために。。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!



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