プランナーのきまぐれ街並み探訪! VOL.6 八王子 高尾山
![]() | わたしたちイゲタヤE&Rは、「お客様の夢をカタチに…」を合言葉に、ここ日野市南平から日野市・八王子市を中心に近隣にお住まいの皆さまへ日々エクステリアのご提案をしております。 こんにちは、イゲタヤE&Rプランナーの大貫雄三です。 まだまだ慣れないながらも、これからこのBlogを読んで下さったエクステリアに興味がある皆さまへ少しでも役に立つ情報を書いていきたいと思います。 |
昨夜はとても暑く、寝苦しい熱帯夜になっていた様ですが皆さんは良く眠れましたか?
私はエアコンのタイマーが切れた深夜、あまりの暑さに思わず起きてしまいました。。
また今日も、昨日同様とても蒸し暑い日でしたが、夕方になって雲行きが怪しくなったたと思えば物凄い雷と共にバケツをひっくり返したかのような豪雨に見舞われました。
本日はたまたま施工現場の方も動きが無かったため、何事もなく良かったのですが、今日の様な日は屋外のお仕事をされている方にはとてもキツイ日でしたね。
ちなみに明日からはまたしばらく梅雨空が戻ってくるとの事。
気温も最高気温が25℃位との事なので、少しはこの暑さも緩和されるのでしょうかね。
皆さんも体調管理には気を付けて、くれぐれも熱中症や夏風邪をひかない様にお気を付け下さい。
さて本日は施工現場にて動きが無かったため、先日のBlogでチラッとお話ししましたが、先月の19日に私の母校であるエクステリア&ガーデンアカデミー(E&Gアカデミー)OB・OG有志で行って来ました、地元八王子が誇る観光スポット”高尾山”の事をお話しようと思います。
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ということで、早速本題に入りたいと思います。
上の写真は、文字通り「京王電鉄 高尾山口駅」の駅舎です。
数年前にリニューアルされてこの様なウッディーな雰囲気の駅舎になったと様ですね。
私自身、高尾山口駅に電車で行ったのは実に10年以上振りだったのですが、あまりの変貌ぶりに思わずびっくりしてしまいました。
ちなみにこの駅舎を設計しました建築家は、2020年の東京オリンピックにてメイン会場となる新国立競技場の設計を担当した世界的建築家、隈研吾氏によるものです。
やはりミシュランに選ばれた世界的観光地と云う事で、鉄道会社も力の入れようが凄いですね。
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さて、駅改札前に集合していざ出発!
今回の参加者の内ほとんどの人が高尾山初という方々だったので、せっかくだからと写真の通りケーブルカーに乗って中腹を目指します。
ケーブルカーに乗って登るのは、地元の私にとっては実に小学生の遠足の時以来です。
久しぶりに見たケーブルカー、時間を小学生の時に戻してくれたかの様な懐かしさを感じさせてくれます。
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さあ、ではいよいよケーブルカーに乗車していざ中腹へ。
ケーブルカーの車内は、傾斜に対して階段状になっている独特なものです。
途中何箇所か橋やトンネルを抜けるのですが、中腹の高尾山駅に近付くにつれて傾斜も徐々にきつくなってきます。
ちなみにこのケーブルカーの最大傾斜は約31度で、日本の鉄道の中でも日本一の傾斜を誇るものだそうです。
地元の人間ではありますが、この事は今回ケーブルカーに乗って始めて知りました。
さて、乗車して数分にて中腹の高尾山駅に到着。
ちなみに高尾山駅近くの展望台では、毎年夏季限定のビアガーデン「高尾マウントビア」があり、毎年多くの人が訪れるとの事です。
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そして高尾山といえば、やはりもう一つの顔である修験道の霊場”薬王院”の存在を忘れてはなりません。
左の写真の様に、様々な著名人が杉苗を奉納しているのが分かります。
ちなみに先日のNHK大河ドラマ「真田丸」にて北条氏康・氏照親子の事が描かれておりましたが、その時代からここ高尾山という地は特別な聖地として崇められ、現在まで保護されてきたとの事です。
という事で、本堂にて今回の登山の無事を祈願して、そこから山頂を目指して歩いていきます。
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登山路の行く所行く所で、この様な非常に大きな樹木達を見掛ける事が出来ます。
ほとんどの樹木が、樹齢何百年を経過しているもの。
これだけの巨大な根を見ますと、何かとても神秘的な物を感じさせてくれるようです。
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お昼ぐらいには無事山頂へ登頂成功!
ちなみに高尾山の標高は、”599m”。実は墨田区にある東京スカイツリーの634mより低いのです(笑)。
ちなみにこの日は、様々な所から幼稚園児や小学生が遠足に訪れていた様でとっても多くの人で賑わっておりました。
私も数十年前には、こうして同じようにここでレジャーシートを敷いてお友達とお弁当を食べていた事を思い出します。
時代は変われど、その様な光景に変わりは無く、どことなく懐かしさが込み上げて来ます。
ちなみに本来なら山頂から西側へ目を向けると富士山がとても良く見えるのですが、残念ながら右の写真の通り雲海の中に隠れてしまっております。
時期的に梅雨の真っ只中ですから、当然と云えば当然ですね。雨に見舞われなかっただけ良かったと思わなくてはなりませんネ。
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さて、山頂で昼食をとった後は6号路を通って麓まで歩いて下山します。
この6号路、今回同行した私たちの学校の恩師で植栽の先生である犬塚先生によりますと、沢沿いに面した登山路で、高尾山の様々な植生を見る事が出来る登山路であるとの事でした。
ここで皆さんの顔も一気にお庭のプロとしての顔になり、真剣に様々な樹木や植物、風景等を見はじめました。
私も地元でお庭や外構のお仕事をしている上で、今回の高尾山の植生観察はとても参考になりました。
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ちなみに高尾山に生育する植物種数は約1300種。
日本全体で約5500種、更にガーデニングの本場英国では1500種と云われており、この数を見るだけでも高尾山の凄さが分かります。
そして、高尾山の樹木で連想する物として、ほとんどの方がスギの様な針葉樹、モミジ・コナラといった紅葉する樹を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、高尾山には更に代表する樹木があります。
それは、東北の白神山地など寒い地域で生息しております”ブナ””イヌブナ”の樹が高尾山にも数多く自生しているのです。
犬塚先生のお話によると、かつて江戸時代に”小氷河期”と呼ばれる隅田川が凍るぐらいの大寒波が訪れた時期があったそうです。
その時期には、高尾山周辺においても2mを超える降雪に見舞われたそうで、その際に北側から飛来した渡り鳥の糞の中にあるブナの種がそのまま育ち、そこから今に至るまでにブナ林を形成したとの事です。
ちなみに今自生しているブナの樹は約80本で、どれも樹齢250〜300年を超えるものだそうです。
更に、環境に順応したイヌブナは約800本生育しており、今も増え続けているとの事です。
このお話を聞いて、色んな意味でカルチャーショックを受けました。自然の奥深さは本当に測り知れないです。
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また、高尾山には実際に庭園に植えられる様々な樹木もお目に掛ける事が出来ます。
左上の写真は、私も植栽プランの中に取り入れる事がある”クロモジ”です。
黒い幹肌から芳しい香りを放つのが特徴で、高級な楊枝の原料としても使われます。
また右側の写真に出ている白いお花、登山路の色んな所で見掛けたのですがとても甘い良い香りを漂わせております。
これは、ネコが大喜びする植物”マタタビ”です。
その他にも、庭園樹ではお馴染の”ヤマボウシ””トキワマンサク”また、都心部のビルの外構植栽で最近良く使われる”アブラチャン”、紅葉の綺麗なカエデの仲間である”チドリノキ””メグスリノキ””ヒトツバカエデ”といった植栽の自然樹形も見る事が出来ました。
実際私が手掛けたお庭の植栽がこうして地元の山で自生しているのを見ますと、地元の気候にしっかりと順応した樹を選んでいるのだと云う安心感を得られました。
また、それぞれの自然樹形を見ますと、何かとっても感慨深い物を感じさせられます。
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様々な自然の姿を目に焼きつけながら麓へ向けて歩き、それに従って沢も小川、川へと変貌して左の写真の滝修行で有名は”琵琶滝”に至ります。
そして更にこの川も、お馴染の浅川、そして多摩川へと姿を変えて東京湾に注がれる。
何か自然の雄大さの様な物を感じさせられました。
という事で、無事高尾山口駅に到着し、最後は駅に隣接されている温泉施設”極楽湯”にて登山の疲れを癒しました。
今回の高尾山ツアーは、とても近くで馴染のある場所故に知らない事も沢山あり、この歳になって様々な事を再発見できたとても有意義な物でした。
そして帰って来てから気付いた事があります。
それは、スギやブナ等の高い樹によって陽が遮られている薄明るい所に、庭園樹として使用している樹木がどれもしっかりと育っていると云う事です。
犬塚先生にお聞きしましたら、庭園樹として植えられている樹木のほとんどは直射日光や風を嫌う性質があり、高尾山での姿を見れば分かる通り、どの樹もスギやブナ等の高木に守られて元気に育っているとの事でした。
これは、今後の外構やお庭での植栽を考える上でこの上ないヒントが隠されていると思いました。
是非今回学んだ事を、早速今後のプランニングに活かせればと思います。
ご覧頂いた皆さんも、是非一度高尾山へ行かれて身近な自然を満喫して見ては如何でしょう?















