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プランナーのきまぐれ街並み探訪! VOL.2 小石川植物園

大貫雄三 27年4月
わたしたちイゲタヤE&Rは、「お客様の夢をカタチに…」を合言葉に、ここ日野市南平から日野市・八王子市を中心に近隣にお住まいの皆さまへ日々エクステリアのご提案をしております。
こんにちは、イゲタヤE&Rプランナーの大貫雄三です。
まだまだ慣れないながらも、これからこのBlogを読んで下さったエクステリアに興味がある皆さまへ少しでも役に立つ情報を書いていきたいと思います。

昨日あたりからようやく天気も落ち着いて来ましたね。
先日明け方に降った雪には驚かされましたが、来週あたりから気温も15℃前後と春っぽい暖かい陽気になるとの事です。
2月もあと二日で終わりますが(考えてみれば今年はうるう年でしたね)、今月は20℃以上夏日を迎えて見たり、零下何℃という真冬の天気になって見たりと、非常に極端な気候でした。
そのせいか、風邪やインフルエンザで体調を崩された方も多かったようで、なんとも辛い一ヶ月でしたね。
3月は長期予報では例年よりも暖かいとの事。花いっぱいの暖かい春が待ち遠しくなりますね!

さて、以前Blogの記事で書きましたが、本日は先日出席して来ました植栽研修の事を書きます。


小石川植物園。正式名は「東京大学大学院理学系研究科付属植物園」と云うそうです。

東京メトロ丸ノ内線、茗荷谷(みょうがだに)駅より徒歩で10分くらいの所にある、非常に広大な敷地の植物園。
そこが「小石川植物園」です。
小石川植物園は、正式名称を「東京大学大学院理学系研究所付属植物園」という東京大学の施設になります。
またこの植物園の歴史は非常に長く、今から300年以上前の1684年に徳川幕府が設けた「小石川薬園」が起源となる日本最古の植物園との事です。
(時代劇のお好きな方なら、「大岡越前」や「赤ひげ先生」等に出てくる「小石川療養所」などで馴染み深いのでは)


敷地内にある旧東京医学校本館(重要文化財)
構内のテラスからは、広大な日本庭園を眺める事が出来ます。
構内に入ると、明治時代から今に至る歴史の深さを感じます。この柱もまさにその歴史です。
屋根裏は、当時のままこうして残されています。

敷地は48880坪と非常に広大で、台地、傾斜地、低地、泉水地など様々な地形の変化があり、それを利用した多様な植物配置が行われております。
そして敷地内には上の写真の様な国指定重要文化財である旧東京医学校の校舎があり、現在ではその建物を活用した建築ミュージアムとなっております。
この建物は、1876年(明治9年)に東京大学の本郷キャンパス内に建てられた建造物で、小石川植物園へは1969年(昭和44年)に移築され、現在に至ります。
その事を考えると、関東大震災や東京大空襲、はたまた5年前の東日本大震災と数々の難局を乗り越えて今に至る、本当に凄い事ですね。
また、テラスから広大な歴史ある日本庭園を望むと、明治や大正に見られる「西と洋」の文化の交わりをとても強く感じさせてくれます。
先生や同行したプランナー仲間も、「もっと明治や大正の文化を学んでみたいものだ」と私と同じ事を話していました。


植物園入口の案内板後ろに穏やかに咲いているお花が。
近づいて見ると、特徴的な黄色い花。これは「シナマンサク」という、葉の落ちにくいマンサクの品種です。
寒空の中、穏やかに咲いている桜の樹が。
「カンザクラ」。この時期に咲く桜で、有名な仲間に「河津桜」があります。

園内には、日本初という今の庭園樹や園芸種の基となる樹木や植物が所かしこに育てられております。
この時期、見頃をむかえる樹木は比較的少ないのですが、代わりに品良く穏やかに咲いている花木を見る事が出来ました。
ツバキ、サザンカを始め、写真上の様な特徴的な黄色い花の「シナマンサク」、穏やかに品良く咲いている「カンザクラ」等々。
庭園設計をする際、四季を通しての花期、樹形、紅葉、等々様々な事を考慮して行うのですが、何より一番大切なのは「全体のバランス」です。
例えば、一つの樹が非常に華やかな花を咲かせるのは良いのですが、限られた空間の中でそれだけが目立ってしまいますと、空間全体のバランスが崩れてしまいます。(例えば「ソメイヨシノ」の様な派手な花木は、庭園樹としては比較的向き難いと云われています。)
そんな中、マンサクやカンザクラ、サザンカ等、単体の花木としてみますと比較的地味な印象ですが、所々で効果的に配置してあげると、比較的バランスの取れた空間を演出してくれます。
園内では、そういった花木も含めて見る事ができるため、プロの目線から参考になる事が多くありました。


何やらサツマイモの様に見えるこの石碑は、青木昆陽がこの地で甘藷(サツマイモ)を始めて栽培した記念碑だそうです。
この井戸は、小石川養成所時代に使われていた井戸で、関東大震災の際には避難者の飲料水としても大いに役立ったそうです。
日本庭園では梅の花が見ごろを迎えておりました。
近づいて青空をバックに梅の花を接写。心地よい花の香りが印象的でした。

また園内には冒頭でも触れた、「小石川療養所」時代に使われていた井戸が今も保存されていたり、サツマイモを日本で初めて栽培した「青木昆陽」の記念碑が飾られていたりと、21世紀の現代に江戸時代の痕跡を感じさせてくれる物を色々と見る事が出来ました。
更に園内には池を有した日本庭園が広がっておりますが、これは徳川5代将軍綱吉の幼少の頃の居邸であった白山御殿等の屋敷跡に残された庭園を、そのまま現代に残したものだそうです。
池を始め、石組みや樹木の配置等、自然の地形を活かした庭園は本当に見事で、都会にいる事を忘れさせてくれます。
園内では梅の花が見ごろを迎えており、ひと足早い春を感じさせてくれました。
近くづくと、梅の芳しい花の香りがとても印象的で、梅の花の良さを改めて感じさせてくれました。

最近では個人邸の外構を考える際に、「植栽等は一切入れずにコンクリートで・・・」というご要望を多く伺う事があります。
今回こうして植物園を周っていると、土や草花、樹木から様々な癒しをもたらしてくれる贅沢な空間と感じさせてくれました。
もちろん、無闇に植栽を入れこみ過ぎたお庭では、管理しきれずにジャングル状態になってしまいますが、逆に植栽が全くない空間と云う物は、味もそっけもない寂しい空間となってしまいます。
植栽が住宅の中で一番もたらしてくれる役割は、「癒しの空間の創造」ではないかと思います。
そして、その樹を含めた空間の提案をする我々プランナーの役割の重要性を強く感じさせられました。
今回ここで学んだ事を少しでも、御相談頂いたお客様にお役に立てられれば幸いです。
今後も更に様々な知識を取り入れて、プラン作りに励もうと思います。



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